約 1,093,374 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/10694.html
登録日:2011/06/04(土) 17 23 55 更新日:2023/04/01 Sat 21 15 13NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 かまってちゃん さよなら絶望先生 とあるゲームではコロンビアに在住 サンダー・マックイイーン ダサいオサム ネガティブ 久米田康治 五所川原市 人間失格 何故か読んではいけない作家 作家 太宰治 小説家 故人 文学 文豪 新戯作派 死ぬ死ぬ詐欺 無頼派 破滅派 絶望した! 自殺 自虐 豆腐メンタル 賛否両論 道化 青森県 革命 風刺 鬱 「このごろ、よく泣く」 太宰治(1909~1948)とは昭和を代表する、無頼派と呼ばれる小説家の一人。 本名、津島修治。青森県北津軽郡金木村(現:五所川原市)出身。東大仏文中退。 太宰治の名は広く日本人に知られており、彼の代表作のひとつ『人間失格』は夏目漱石の『こころ』と争うほど売れている。 太宰の作品は文学の中では、文章が簡単かつ分かりやすいテーマなので、よく人に推薦される。 しかし太宰は人を選ぶ作風で知られ、作品を読む者は極端に二分されるとよくいわれる。 人物 太宰は自分が手掛けた作品の主人公のように、酒や覚醒剤に溺れるダメ人間だったことで有名である。 また自殺が口癖になるほど大好きで、四回の自殺未遂を行い、五回目で念願の(?)来世への旅立ちに成功している。 以下、太宰の自殺遍歴 1929年 共産主義に影響され、自分の出身階級に悩みカルモチン自殺を図る。 1930年 18歳のウェイトレス田部シメ子と鎌倉にて入水。シメ子のみ死亡。 『道化の華』 1935年 就職に失敗し鎌倉にて首吊り自殺を図る。 『狂言の神』 1937年 内縁の妻小山初代と水上温泉でカルモチン自殺を図る。ちなみにこの後初代と別れ、翌年結婚している。 『姥捨』 1948年 愛人の山崎富栄と玉川上水にて入水。成功。 クラスでは私ひとり、目立って華美な服装をしていた。いよいよこれは死ぬより他に無いと思った。 生まれた時から、死ぬ事ばかり考えていた。 首をくくらせる気か。そのニヤニヤ笑いは、やめろ! あっちへ行け! 文学のことになると熱く語ったそうである。人生には不マジメだったが、文学にはマジメな人だった。 また太宰は権威やら既成の道徳観やら模範的な家庭像などによく反抗した。 これもまた太宰の特徴である。 例 「子供よりも親が大事」 「家庭の幸福は諸悪の本(もと)」 「義のために遊ぶ」 「志賀直哉は邪道」 「私たちを自殺にみちびくよう」 が、その一方で、神や天皇といった絶対的な権威には素直に敬意を払っていた(本家wikiでは何故かそこが評価点として挙げられている)。 アカなのに天皇崇拝?と疑問に思われるかもしれないが、戦前の共産主義者には「華族や資本家を廃止し、天皇の下に全国民を平等にしよう」という者も少なからずいたのだ。 左翼=天皇制反対のイメージが根付くのは戦後になってからである。 作風 苦悩、破滅、憧れ、絶望、恥、誇りといった人間性を、ユーモアや自虐で包んだ自伝的小説などで描いている。 また面白さだけを重視した明るい作品も書いている。 文体 語りや描写が得意であり、最後にきっちりオチをつけるなど意外と構成力もあった。 また読点と自分で作った格言を多用している。「読者よ」と読者に話しかけるような潜在的二人称も特徴である。 比較的純文学の作家としてはライトノベルっぽい文体を持ち、割りと読みやすかったりする。 評価 太宰の評価はすごく高かったり、すごく低かったりする。 太宰作品に自分を見る人は多い。これは彼の文学が上記の恥や誇りなどの、誰もが抱えているであろう問題を、扱っているからと言われている。 太宰はよく自伝的小説を書いており、その中で自分の苦悩を綴っている。 書かれていることが全て真実ではないと見られているが、自己を凝視し人間存在の根本を表現したと評価されている。 魂の告白とよく言われる。 また反対に「きもちわるい」「太宰を読むような人間になりたくない」「苦悩を売物にするな」などの否定的な意見も多い。 逸話 東大に入学したが、東大のレベルが高過ぎて付いていけず、サボり続け、結局学費滞納で中退している。 中井英夫「先生はよくもうすぐ死ぬ、と仰いますが、いつ本当に死ぬんですか」 太宰治「人間、そう簡単に死ぬるもんじゃない」 ↑太宰が自殺したのは、この発言をした約一ヶ月後。 太宰治「この頃すこしね、他人を書けるようになったんですよ。一生懸命やって書けるようになって、とても嬉しいんですよ」 坂口安吾「それはいいことだね。何か温かくなればいいのですよ」 ↑晩年におけるやりとり。 三島由紀夫「僕は太宰さんの文学はきらいなんです」 太宰治「きらいなら来なけりゃいいじゃねえか」 ↑ごもっともである。 井伏鱒二に師事したが、遺書に「井伏さんは悪人です」と書き遺す。 ↑何があった。 芥川龍之介に憧れていた。 芥川賞受賞を望み、選考委員の川端康成や佐藤春夫に手紙を書いて嘆願。受賞を逃すと喧嘩を売った。 芥川の息子の比呂志が訪ねてきた際には温かくもてなした。 井伏鱒二と約三ヶ月間、山梨県の富士河口湖にある天下茶屋に滞在していた 『富岳百景』 太宰の滞在中、店主が太宰に「これはほうとうです」と山梨の郷土料理であるほうとうを出したところ、太宰は「ほうとう?それは僕の事を言っているのか(=放蕩息子だ、と馬鹿にしているのか)」と怒り出したという。 この天下茶屋は今も残っており、まさしくこのほうとう鍋を食べることが出来る。 また、御坂峠本店の二階は太宰治記念館となっている。ファンの方は一度訪れてみてはいかがだろうか。 主な作品 『晩年』 『富嶽百景』 『女生徒』 『駆込み訴え』 『走れメロス』 『津軽』 『お伽草子』 『ヴィヨンの妻』 『斜陽』 『人間失格』 余談 久米田康治の漫画『さよなら絶望先生』のモチーフになっている。 「普通に言われていることですよね」 「フツーっていうなー!」 青森訛りがひどく自分の名前も「つすますうじ」を発音してしまうため、太宰治というペンネームはそうならないようにと考え出された。 太宰は『斜陽』がヒットするまで売れない作家だった。ちなみに流行作家になって数年後に……。 次女の津島佑子、嫡外子の太田治子も作家。佑子の娘石原燃も劇作家・小説家である。ちなみに長男は太宰の死後10代で早逝している。 佑子は作品が様々な言語に訳され、父と違って国際的に評価が高く、既に文学史に載っている。だが少女時代、母が太宰の自殺のショックで「文学嫌い」になっていたため本を読むのも苦労したらしい。 治子は主に母の太田静子(『斜陽』の人)の思い出を描いた作品で知られる。 また彼の兄津島文治は青森県知事・国会議員を務めた名士であった。その影響からか長女の夫(婿養子)津島雄二は自民党に入り厚生大臣等を務め、現在では孫がその地盤を引き継ぎ議員になっている。 著作権は切れているため、現在は作品が無償で開放され青空文庫で読める。 数々の女性と心中を図りながらちゃっかり自分だけ生き残るクズ男として名高いが、 そんな所がだめんずの心をくすぐるらしく、非常にモテた。 最後の心中の相手である山崎富江の遺書には「私ばかり幸せになってすみません」という一文があり、 他の女性への「太宰はんはもうウチのもんやで」という勝利宣言とも取れる内容である。 ダメ人間から支持が厚いと言われる太宰だが、少なくとも童貞からの支持は得られそうにない。 第二次世界大戦をテーマとしたスウェーデン製の戦略シミュレーションゲーム『Hearts of Iron II』では、 コロンビアの総合参謀総長兼空軍司令官であるカミロ・ダーサ・アルバレス氏の写真が太宰治になっている。 『ダーサ』の綴りが太宰と似ていた(DAZA)ため取り違えてしまったらしい。おかげでコロンビアは『太宰治の国』呼ばわりされることに……。 誰も内容を追記してくれなかった。間違いを修正してくれなかった。いよいよこれは死ぬより他に無いと思った。 死のうと思っていた。 ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。 これは夏に着る着物であろう。 夏まで生きていようと思った。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 彼が嫌いな人ほど、尾崎 豊も嫌いだとか。 -- 名無しさん (2014-12-03 23 58 17) 辛辣な言葉の中に太宰への愛があふれてる良項目だな -- 名無しさん (2014-12-05 15 43 10) 色々言われるが、一度読むと引き込まれる魅力があるのは確か -- 名無しさん (2017-10-10 07 05 47) 人間失格きらい、斜陽すき -- 名無しさん (2018-04-25 12 27 53) 異世界転移して睡眠薬を齧って棺の中を定位置とし、さっちゃんを探す毎日。 -- 名無しさん (2021-10-17 20 51 39) 嫌いではないし、三島由紀夫が嫌った露悪趣味さも悪くはないご痛々しいものを見る気分になってしまあ -- 名無しさん (2022-06-01 21 21 02) 伊藤潤二版人間失格は正統派な原作好きは怒るとおもわれる、的をついた描写とさらに悪辣に描かれているから -- 名無しさん (2022-06-01 21 22 48) 文ストの太宰の自殺願望も元ネタ通りだったのね。 -- 名無しさん (2023-04-01 21 15 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dazai/pages/14.html
概要 海抜40mの小高い丘に広がる緑豊かな公園。 小説「津軽」の中で太宰が友人たちと訪れる描写がある。 山頂に太宰治文学碑があり、小説「正義と微笑」の一節「かれは人を喜ばせるのが何よりも好きであった」と書かれている。 小説「津軽」より抜粋 観瀾山。私はれいのむらさきのジヤンパーを着て、緑色のゲートルをつけて出掛けたのであるが、そのようなものものしい身支度をする必要は全然なかった。その山は、蟹田の町はずれにあって、高さが百メートルも無いほどの小山なのである。けれども、この山からの見はらしは、悪くなかった。その日は、まぶしいくらいの上天気で、風は少しも無く、青森湾の向うに夏泊岬が見え、また、平館海峡をへだてて下北半島が、すぐ真近かに見えた。 (中略) 観瀾山の桜は、いまが最盛期らしい。静かに、淡く咲いている。爛漫という形容は、当っていない。花弁も薄くすきとおるようで、心細く、いかにも雪に洗われて咲いたという感じである。違った種類の桜かも知れないと思わせる程である。ノヴアリスの青い花も、こんな花を空想して言ったのではあるまいかと思わせるほど、幽かな花だ。私たちは桜花の下の芝生にあぐらをかいて座って、重箱をひろげた。 詳細 住所:青森県東津軽郡外ケ浜町蟹田小国東小国山地内 TEL:0174-31-1228 アクセス:JR蟹田駅から徒歩20分 駐車場:あり(無料) 外部リンク 観瀾山の情報 - MAPPLE 観光ガイド、 ※このWikiは個人的なまとめです。記載情報の正確性について保証するものではありません。情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
https://w.atwiki.jp/wiki12_empty/pages/16.html
鉄面皮? 赤心? 右大臣実朝 作家の手帖? 佳日? 散花? 雪の夜の話? 東京だより? 新釈諸国噺貧の意地? 大力? 猿塚? 人魚の海? 破産? 裸川? 義理? 女賊? 赤い太鼓? 粋人? 遊興戒? 吉野山? 竹青?
https://w.atwiki.jp/wiki12_empty/pages/14.html
きりぎりす? ろまん燈籠? 東京八景? みみずく通信? 佐渡? 清貧譚? 服装に就いて? 令嬢アユ? 千代女? 新ハムレット? 風の便り? 誰? 恥?
https://w.atwiki.jp/wiki12_empty/pages/15.html
新郎? 十二月八日? 律子と貞子? 待つ? 水仙? 正義と微笑? 小さいアルバム? 花火? 帰去来? 故郷? 禁酒の心? 黄村先生言行録? 花吹雪? 不審庵?
https://w.atwiki.jp/dazai/pages/50.html
概要 1939年(昭和14年)9月から亡くなる1948年(昭和23年)6月まで、太宰が住んでいた三鷹下連雀の家。 甲府や青森に疎開していた一時期を除き、住んでいた。 同じ造りの平屋の借家が3軒並んでいたとのことだが、現在はすべて建て替えられ路地だけが残っている。※路地は私道のため入らないこと。 小説「帰去来」より抜粋 結婚後、私にも、そんなに大きい間違いが無く、それから一年経って甲府の家を引きはらって、東京市外の三鷹町に、六畳、四畳半、三畳の家を借り、神妙に小説を書いて、二年後には女の子が生れた。北さんも中畑さんもよろこんで、立派な産衣を持って来て下さった。 詳細 ・・・ 外部リンク ・・・ ※このWikiは個人的なまとめです。記載情報の正確性について保証するものではありません。情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
https://w.atwiki.jp/wiki12_empty/pages/17.html
津軽? 惜別? お伽草紙瘤取り? 浦島さん? カチカチ山? 舌切雀?
https://w.atwiki.jp/wiki12_empty/pages/8.html
八十八夜? 座興に非ず? 美少女? 畜犬談? ア、秋 (青空文庫) デカダン抗議? おしゃれ童子? 皮膚と心 春の盗賊? 俗天使? 兄たち 鴎? 女人訓戒? 女の決闘? 駆込み訴え 老ハイデルベルヒ 誰も知らぬ? 善蔵を思う? 走れメロス? 古典風? 盲人独笑? 乞食学生? 失敗園? 一燈 リイズ
https://w.atwiki.jp/wiki12_empty/pages/18.html
パンドラの匣? トカトントン? メリイクリスマス? ヴィヨンの妻 嘘
https://w.atwiki.jp/wiki12_empty/pages/20.html
昭和八年 田舎者? 魚服記? 昭和九年 断崖の錯覚? 昭和十年 もの思う葦(その1)? もの思う葦(その2)? 川端康成へ? 昭和十一年 もの思う葦(その3)? 碧眼托鉢? 人物に就いて? 古典竜頭蛇尾? 悶悶日記? 走ラヌ名馬? 先生三人? 昭和十二年 音に就いて? 檀君の近業について? 思案の敗北? 創作余談? 昭和十三年 「晩年」に就いて? 一日の労苦 多頭蛇哲学? 答案落第? 緒方氏を殺した者? 一歩前進二歩退却 富士に就いて? 校長三代? 女人創造? 九月十月十一月? 昭和十四年 春昼? 当選の日? 正直ノオト? ラロシフコー? 「人間キリスト記」その他? 市井喧争? 昭和十五年 困惑の弁? 心の王者? このごろ? 鬱屈禍 酒ぎらい? 知らない人? 諸君の一? 無趣味? 義務? 作家の像? 三月三十日? 国技館? 大恩は語らず? 自信のなさ? 六月十九日? 貧婪禍? 自作を語る? 砂子屋? パウロの混乱? 文盲自嘲? かすかな声? 昭和十六年 弱者の糧? 男女川と羽左衛門? 五所川原? 青森 容貌? 「晩年」と「女生徒」 私の著作集? 世界的? 私信? 昭和十七年 或る忠告 食通? 一問一答 無題? 小照? 炎天汗談? 天狗? 昭和十八年 わが愛好する言葉? 金銭の話? 昭和十九年 横綱? 革財布? 「惜別」の意図? 芸術ぎらい? 郷愁? 純真? 一つの約束? 昭和二十年]] 春? 昭和二十一年 返事? 津軽地方とチェホフ? 政治家と家庭? 海? 同じ星? 昭和二十二年 新しい形の個人主義? 織田君の死? わが半生を語る? 小志? 昭和二十三年 かくめい? 小説の面白さ? 徒党について? 黒石の人たち? 如是我聞?